本文
円城浄水場有機フッ素化合物等の検出に関する健康影響調査について
円城浄水場有機フッ素化合物検出に伴う健康調査票の内容に関する円城地区自治会長説明会について
有機フッ素化合物(PFAS)健康影響調査票の内容等について、岡山大学疫学・衛生学分野 頼藤貴志 教授 にご同席いただき、下記の日程で説明会を開催しました。なお、本資料については、自治会を通じて円城地区内の各戸配布をお願いしております。
(1)日時 令和6年8月20日(火曜日)19時00分~
(2)場所 総合福祉センター(吉備中央町円城540-4)
(3)内容 有機フッ素化合物(PFAS)健康影響調査票の内容について
(4)資料 01 説明会次第 [PDFファイル/17KB]
過去に実施した説明会について
円城浄水場有機フッ素化合物検出に伴う健康影響調査について、円城地区自治会長に対して下記の日程で説明会を開催しました。
(1)日時 令和6年6月10日(月曜日)19時00分~
(2)場所 総合福祉センター(吉備中央町円城540-4)
(3)内容 有機フッ素化合物(PFAS)健康影響調査の内容、今後のスケジュール等について
(4)資料 01_説明会次第 [PDFファイル/17KB]
健康影響調査について
有機フッ素化合物(PFAS)の一部は、体内に蓄積され、健康被害を引き起こす可能性があると言われています。しかし、高濃度のPFASを摂取した時の人体への健康影響は詳しく分かっていません。そこで、吉備中央町におけるPFASによる健康影響を評価することで、PFAS曝露が人体への健康にどのような影響をあたえるのかを解明し、住民の方々の健康支援や不安軽減に繋げるだけでなく、公衆衛生施策の提案に役立てることを目的として健康影響調査を実施していきます。
健康影響調査の主な内容について
以下の項目を用いながら、PFAS 曝露やPFAS血中濃度と健康指標との関係を調べていきます。(※令和6年8月20日時点の内容です)
(1) アンケート形式の「健康調査票」による調査(現在の皆様の健康状態、精神的ストレス、血中濃度検査の希望など)
皆様の健康状態や健康指標に関するデータを収集・把握するための「健康調査票」は、成人(18歳以上)の方については8月末までにお手元に届くよう配布いたします。また、小児(18歳未満)の方についても、成人の方と同じ時期に配布できるよう準備を進めています。なお、本調査は健康状態や健康指標について円城浄水場区域とそれ以外の地域の比較を行うため、円城浄水場区域の方だけでなくそれ以外の地域の方にも送付します。
(2) 特定健康診査・後期高齢者等健康診査などの健康診断結果
健康調査票の中で設問を設けております。そちらに記入いただくか、直近の健康診断の結果表のコピーをとっていただき、調査票と一緒に返信用封筒へ同封してください。
(3) 血液検査
PFAS血液検査について、半減期が2年~8年と見積もられていることもあり、まずは今年度と5年後の実施を検討しています。今後、血液検査の実施体制に係る詳細な内容を決めてまいります。
(4) 水道水飲用量
各世帯の使用水量を指標として分析に使用します。
令和6年8月20日時点における血液検査の方針について
今後、血液検査の実施体制に係る詳細な内容を協議してまいります。
<対象者>
血液検査(18歳以上)の対象は、令和6年2月に実施した飲水対象者特定調査に登録されている方を予定しています。
血液検査の希望有無については、8月に配布します「健康調査票」の中で意向調査をさせていただきます。飲水対象者特定調査に登録されている方で、血液検査を希望される方は、健康調査票の回答が必須となります。
<実施までの流れ>
採血後に分析へ回す都合上、1日に採血できる人数が限られているため、事前予約制とする予定です。また、福祉センターをはじめとして、会場を複数箇所設ける予定です。
検査日程等の詳細については、血液検査の希望者の人数を踏まえて今後決定してまいります。
<現時点で予定している検査項目>
PFAS(※)、CBC、ALT、AST、γ-GPT、中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール、TSH、FT3、FT4
※安価で多くのPFASを測定できるよう、今後協議してまいります。
18歳未満の方に対する血液検査等について
18歳未満の方に対する血液検査の実施については、同意の取り方や採血が容易ではないため、成人の方とは別に実施することを検討しておりましたが、6月に実施した円城地区自治会長説明会をはじめとした住民の方からの早期の実施要望を受けて、まずは18歳以上の方と同様に健康調査票を配布するよう準備を進めているところです。今後は、血液検査の希望者の把握に努めていくとともに、岡山大学や小児科との血液検査に係る協議を進めてまいります。
分析および個人情報の取り扱いについて
調査票でご回答いただいた内容は、個人のお名前や回答内容が特定されることのないよう処理を行い、岡山大学と川崎医科大学に分析を依頼します。なお、ご回答いただいた調査票は、町が施錠可能な場所で保管・管理し、ご回答いただいた調査票およびその内容は、個人情報に関連する法律や規定にしたがって保存・管理いたします。