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アクティブに働ける原動力は地域の子ども達のため! 移住定住サポート団体「ここすも」を立ち上げた日名由香さんにお話をお伺いしました。

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年7月3日更新

​​吉備中町で、子育て支援、防災教育などさまざまな活動をしている日名由香さん。その日名さんが、アクティブに動ける原動力となっているのは全て、地域の子ども達のためであること。その強い想いをお伺いしてきました。

 

 

 

Q 吉備中央町での暮らしは何年目ですか?

― 12年目になりました。私は岡山市出身で、一人目の娘を出産後すぐに夫の実家である吉備中央町で暮らすことになりました。現在、小1、小5、中1の娘がいます。

 

Q 吉備中央町の最初の印象はどうでしたか?

― 圧倒的に子どもの数が少ないことにびっくりしました。でもそれだけ、子ども達がより密な関係が築けたり、子ども同士で勝手に兄弟のように過ごせたりすることがいいなと思いました。

 

Q 最初に子育てのサポートをしたいと思ったきっかけは何ですか?

― 習い事、塾、スポーツなど全てにおいて選択肢が限られている地域なので、それを広げることで、子ども達の可能性が広がるのではないかな?と思いました。

岡山市に住んでいたら、溢れるほどの選択肢も、ここにきたらそんなに選べない。子ども達がやりたいことができる環境になったら、将来もっと何事も自分で選んでいける子が増えるのではないかと思ったのがきっかけです。

 

Q 最初に取り組んだ活動は何ですか?

― 地域のママ友がスポーツ少年団でダンスチームを始めるというので、サポートする形で子どもの環境を作るお手伝いをしました。今、6年目ぐらいです。主にチラシやホームページ制作など事務的なお手伝いをしています。

 

 

 

Q その後、色々な活動に取り組まれていますが、まずは「ももカフェ」について教えてください。

― 「ももカフェ」とは健康づくりや認知症予防を目的とした地域福祉のサロンで、毎週木曜日に開催されています。70代から80代の女性が参加しているのですが、私は料理を一緒に作っています。

 

Q なぜ参加しようと思ったのですか?

― 元々、家にずっといるのが嫌なタイプであるということと、出産後に地域の方と繋がりたいなと思ったからです。色々な人と繋がることで、子どもの環境も良くなると思っています。

やはり、自分達だけが良くなろうと思っていても良くならない。地域の人からのいい声かけがあるからこそ、子ども達が育つと思っています。なので、できるだけ多くの方に関わっていきたいという気持ちがありました。

 

 

△ももカフェのみなさんとお弁当づくり♪

 

Q 参加者の方とは、どんな話をされるのですか?

― 料理のレシピや、野菜のことなどを教えてくれます。自分の知らないことを教えてもらえるのはとても楽しいです。

 

 

△「ここすも」代表 清水さんと💛

 

Q 移住定住サポートの「ここすも」について教えてください。

― 「ももカフェ」が元になって移住定住サポートセンター「ここすも」が立ち上がりました。

主に、吉備中央中町の移住体験オーダーメイドツアーと土地や空き家の見学会などを開催しています。また、大阪の移住イベントなどにも役場の方と一緒に参加しています。

 

Q 移住体験オーダーメイドツアーとは何ですか?

― 移住希望の方を対象に、その方が聞きたいこと、行ってみたいエリアなどにご案内するツアーです。

例えば、就農希望者の方には実際に農家さんのお話を聞きに行ったり、ピンポイントで見たい物件があれば、そこにご案内したりしています。また、日程によっては「ももカフェ」で食事をとることもあり、移住されたい方が地域の方と直接触れ合えるいい機会もあります。

 

   

 

Q どんな話をされますか?

― 吉備中央町のメリットは、自然が豊かで子どもたちが伸び伸びと育つ環境が整っていて、また農業がしやすいということです。

デメリットとしては、車がないと困る、年に数回は雪が降る、人間関係のトラブルもあるかもしれないということをお伝えしています。

都会からの移住者には、健康意識が高く、自分で作った無農薬の野菜が食べたいと思われる方もいらっしゃいます。でも、完全に無農薬ができないエリアもありますので、そういう場合は地域の方と摩擦が生まれやすいと正直にお伝えしています。

 

Q どんな方が移住希望者には多いですか?

― やはり、最近は南海トラフを避けて移住したいという方が多いですね。防災士の資格も持っているので、そういうご相談にも乗れます。

吉備中央町は比較的地盤が安定しているのですが、もし何かあった時に物流は止まってしまうでしょうから陸の孤島になりますので、何日か分の蓄えは必要ですよってことをお伝えしています。

絶対に安全な場所はないです。災害に備えるために「できることは何か」を考えることが大切だとお伝えしています。

 

 

 

Q 年代はどんな方が多いですか?

― リタイアされているご夫婦もいれば、子育て世代の方もいます。

子育て世代の方に、「公立高校はありません。交通手段はバスだけなので、送迎が必要です。」ということはお伝えしています。

正直、田舎に住むには「覚悟」がいりますよ。理想だけを追い求めて住むというのは難しい地域でもあるので、それを乗り越えてでもここに住みたい人は、それ以上の幸せがあるのではないかな?

 

Q 日名さんにとっての吉備中央町の魅力は何ですか?

― 地域資源ですね。ぶどうをはじめ果物や、米、野菜がとても美味しいですし、道の駅等ですぐ手に入ります。また、核家族で育てるより色々な世代の方に関わってもらった方が、子どもたちの心の成長も早いかなと思います。

 

 

 

Q お子さんたちはどんな風に育っていますか?

― うちの子どもたちは、おじいちゃん、おばあちゃんのことを可愛いといいます。可愛くて愛おしい存在。地域の方に普段からいい声かけをされているからそういう気持ちになるのだと思います。世代を超えた繋がりができるのは、都会の子どもには、なかなか経験できないですね。

また、地域の方たちは、子どもの活躍を見てくれます。例えば、地元のケーブルテレビに子ども達が出ると、「テレビみたよー頑張ってるねー」と声かけをしてくれます。それが子ども達の励みになり、子ども達も、「地域の人の笑顔と元気を届けるために頑張る」という目標になり、とてもいい循環ができています。

 

Q 子育てについてはどうですか?

― 地域の人たちと一緒に子育てをしている感覚です。わが子だけではなく、親も子ども一緒に成長していく感じです。地域の子ども達の成長もわが子のように喜びます。

また、親同士が送迎など気を遣わずにお願いできる関係性を築けています。それで結果的に子ども達がやりたいことができる環境が備わってきて、親の都合で習い事にいけないということが減ってきました。

デジタル田園健康特区のおかげの一つで「きびアプリ」というアプリがあり、習い事などにデマンドタクシーで乗り合わせていくことができるようになりました。町も合わせて協力体制ができているということは、とてもありがたく思っています。

 

 

 

Q アクティブに活動する日名さんの原動力になっていることを教えてください。

― 吉備中央町を子ども達が帰ってきたい場所にしたいという想いが原動力になっています。

わが子だけでなく、吉備中央町に帰ってくる子どもたちが増え、夢や希望を叶えてくれる子どもを増やしたい。その柱があるからこそ、頑張れています。

移住定住のサポートをしているのも、結局は地域に新しい人が増えることで、子ども達に新しい価値観を作るきっかけになると思っているから前向きに取り組めています。

 

 

(コメント)

日名さん、ご協力いただきありがとうございました。

日名さんが、やりたいことを叶えるために行動を起こしていたら、余計なことがどんどんそぎ落とされ目的が明確になり、それは全て地域の子ども達のために繋がることだということにとても感銘を受けました。

 

 

自然豊かで、人と人とのつながりを大事にしている町「吉備中央町」での暮らしはいかがですか?移住のご相談は、定住促進課(Tel0867-34-1116)へお気軽にお尋ねください!

 

ご興味のある方は、ぜひチェックしてください。

 

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