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4年ぶり開催!岡山県三大祭りの一つ「加茂大祭」総社宮総代 菱川徹さんにお話を伺いました!

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年10月31日更新

 

令和5年10月15日に「加茂大祭」が4年ぶりに開催されました。今回は20年間、総社宮総代として活動されている菱川徹さんにお話をお伺いしました。

 

▲御神幸(ごじんこう)の様子

 

Q 今年は4年ぶりの開催ですね!

―4年前と形態は変わらずそのまま開催の予定です。いつも通り各神社での宵祭(よいまつり)が14日土曜日にあり、15日日曜日に本祭があります。

 

Q 開催できなかったこの3年間はいかがでしたか?

―毎年各総代と宮司さんとで臨時会議を開催し協議した結果、3年連続中止になりました。

コロナ禍でしたからどうしようもなかったです。このお祭りは静かにするものじゃないですからね。お酒飲んで、わっしょいわっしょいと賑やかなお祭りなので、中止せざるをえなかったです。

 

Q 悔しい思いをされましたね。

―“悔しい”というよりは、“残念”でしたね。子供達が「お遊び行事」で笛や太鼓など色々な芸を披露する発表の場がなくなったのが可哀想でしたね。たとえば、(コロナの)最初の年に中学1年生だった子は、中学時代に一度も「加茂大祭」を経験することがなく過ぎてしまうことになったのですから。

ただ、この3年間は、お祭りはなかったのですが、各神社から代表のものが出席して、神事だけは執り行いました。「みこし」も「お遊び」もなかったんですけどね。みこしが入るところで食事をするなどして、簡単に済ませていました。お祭りではないので、とても寂しかったです。おはやしがないお祭りは考えられないですねー。なので、今年はとても楽しみです。

 

 

Q 4年ぶりの開催ということで、今年特に準備で大変だったことはありますか?

―神社によっては、みこしの担ぎ手を集めるのに、3年もブランクがあると難しいようです。高齢化になりましたからね。今までは、あちこちから応援を頼んでなんとかやってきたのですが、3年も休むと「もうこらえてー(勘弁してー)」と言われる方もいました。

祭の一番メインとなる行事は「御神幸(ごじんこう)」です。八つのみこしを一斉に上げる一番の見どころのシーンがあるのですが、その時に人数が絶対必要になります。一つの神社に少なくとも80人は必要になるでしょうから、氏子が70人以下の神社などでは、親戚の方にお願いしているようです。

 

 

Q このお祭りの一番の魅力は何ですか?

―1000年前から続く伝統あるお祭りというところです。近々1000年記念祭をやろうかなという話も出ています。これだけ長く続くということは素晴らしいことだと思います。

あと、全ての時間がきっちり決まっていてそれが滞りなく行われるということです。入御(にゅうぎょ)という最初のみこしが境内に入る時間が7時45分と決められています。なぜかわからないですが、神社によって入御の時間が違うというのが特徴です。長い神社では45分、短いところでは15分のところもあります。厳しい時間のルールを1分も狂わせずに流れていくということがすごいなって思います。それが、ずっと昔からのしきたりで続いているのが面白いです。それを誰も疑問に思わずにね(笑)このルールはこれからも変わらないと思います。

 

  

▲「お遊び行事」の様子

 

Q 菱川さんは代表になられて何年ですか?

―20年やっています。最初の頃と違うのは、女性はお祭りの日には鳥居を潜ってはいけないという決まりがありました。今は女性の方も子供さんもどんどん活躍しています。「お遊び行事」で太鼓や笛を叩いたりしていますので、以前に比べたら随分祭りの様子も変わりました。

 

Q 今まで一番苦労したことはなんですか?

―天気が一番困りますね。朝5時に集まって決行するかどうか決めます。延期ということはできないので、何回か中止したことがあります。台風のシーズンでもあるので。今年は晴れるといいのですが。

 

 

Q 見所はどんなところですか?

―「お遊び行事」を見てほしいです。それぞれの神社によって違うのですが、お面を付け色鮮やかな衣装で棒術を行う”棒使い”の発表など境内の広場で4組ずつ2ヶ所に分かれて順次に発表していきます。運動会の組体操のような獅子頭を持った人が胴体を担当する人の肩に乗って高さを競う”継ぎ獅子”もします。とても迫力があって見応えがありますよ。総社宮の向かいに建つ「お祭り会館」に加茂大祭を中心とした吉備中央町のお祭りについての映像やパネル、実際に使用されていた神輿などが展示されているので、そちらもぜひ見てもらいたいです。

 

Q コロナ以前は外国人の方も参加されていたそうですね。

―そうそう。各神社に何人か配属してみこしを担いだ年もありました。また来年以降も参加したい人がいたらぜひまたお願いしたいです。こちらは大助かりです。

 

▲「継ぎ獅子」の様子

 

Q 最後に菱川さんにとって吉備中央町の魅力はなんですか?

―自然豊かで、人が穏やかなところだと思います。空気が美味しくて、大田舎ということが一番の魅力です。野菜や米も美味しいですよ!「ふるさと米」という名前で全国にお米をお送りしていますが、とても人気があるようです。

 

〔コメント〕

菱川徹さんご協力いただきありがとうございました。

今年4年ぶりに無事に開催された「加茂大祭」の伝統を守り抜いてきた菱川さんの今年のお祭りに対する想いが伝わってきました。1000年続くこのお祭りも吉備中央町の大きな魅力のひとつだと感じました! 

 

 

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