令和2年2月9日 講座「吉備中央町の中世山城とその成立背景」を開催しました
講師 畑 和良 氏 (倉敷市総務課歴史資料整備室)
戦国時代に、領土の防衛、流通上の拠点、敵を攻める際の基地として、山の山頂や尾根に
築かれた山城。地方で見られるものの多くは、掘立小屋と門、簡単なやぐらなどがあっただけ
だそうです。
吉備中央町で遺構が確実に残っていて、場所が確認できているのは29ヶ所。まだまだ不明の
城もあり、今後発見される可能性もあるとか。
来場の皆さんは、畑先生のわかりやすいお話を聴きながら、約400年前の山城を想像し、
歴史ロマンに浸っていました。
受講されたのは84名の歴史好きな皆さん 畑先生が調査され 作画された4つの山城の説明
「中央の戦に、地元の山城がどうかかわっていたのか、よくわかりました」「畑さんの山城愛が
伝わってきました。縄張り図の説明がおもしろかった」「岡山城や姫路城などのようなものしか
知らなかったので、こんなお城があるのに驚きました」「山城の話を聞くと、町の歴史もおもしろ
いと思った。町史なども読んでみたいし、山城も歩いてみたい」などの感想がありました。
かもがわ図書館 0867-34-1115
ロマン高原かよう図書館 0866-54-1331