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「人生の豊かさを考えた時に、自然との共生だと思った」東京から移住してきた高橋さんにお話を伺ってきました。

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年8月31日更新

2022年の1月に東京から移住してきた高橋さん。東京での全てのキャリアを手放して吉備中央町に移住し、家を建てブドウ作りをするという第2の人生を始めることになったきっかけとは?

 

 

Q移住前はどんなお仕事をされていましたか?

―東京は、18歳の時から28年間住んでいました。20年以上フリーランスとしてコンサートや演劇などの照明の仕事をしていました。

 

 

Q照明の仕事をやめて、就農しようと思ったきっかけはなんですか?

―コロナ禍になったことですね。もともと照明の仕事は、かなり体力勝負の仕事で、高いところも登ったりしますが、40歳すぎたあたりからいつまでできるかな?ということはずっと考えていました。ただ仕事はいくらでもあるし、受ければ受けるだけ収入に繋がるので、ものすごく働いていました。休みは月に1日か2日ぐらいしかなかったです。

それが、コロナ禍になって、仕事が何ヶ月も全くなくなってしまったんです。照明の仕事はいずれ復活するだろうと思ってはいたのですが、このことによって将来のことを考える時間ができました。それで、照明の仕事はやり尽くしたからもういいかな?と思いました。じゃあ次に何をやろうかと思った時に前から興味があった農業を始めてみたいと思いました。

 

Q農業はいつぐらいから興味があったのですか?

―いつからかは分かりませんが、いずれ自分達で食べる物は自分達で作りたかったです。

家庭菜園は将来、絶対にやろうと思っていました。

 

Qご主人は今もコンサートの仕事をしているのですか?

―私が現在2年間の実務研修中で、農業公社で勉強させてもらっているので、収入が補助金だけになります。その間、主人は千葉の実家と岡山を拠点にコンサートの仕事はちょっとずつ続けていますが、いずれは農業を一緒にやることになると思います。

 

Q東京での生活と比べて一番変化したことはなんですか?

―今まで、天気とは関係ない仕事だったので、太陽を見るのは朝の通勤時間だけでした。

それが今は、毎日の天気はもちろん、週間天気予報まで記憶する程天気の事を気にしています。

時期によっては、風速もすごく重要で、天気図で予想が出来るようになりました。

 

Q逆に変化しなかったことはありますか?

―変化しなかったことはないですね!全部変わりました!何ひとつとっても全然違います。

東京では、車を乗ることもなかったのですが、今は軽トラに乗らないといけないし、車がないと生活もできないです。このあたりは、1人1台が当たり前の環境ですからね。移住を決意して45歳で免許をとりにいきました。

食生活も変わりました。今までは仕事の現場でお昼と晩御飯にお弁当が出ていたので家では自炊もほとんどしなかったです。でも、こっちにきたら、お店もないし、食べたいものは自分で作るしかないんですよ。ピザを食べたかったら自分で作る。ケーキを食べたかったら自分で作るしかないんですよ(笑)。

時間も規則正しい生活になりました。大体夜は10時前には寝ています。今までは、家帰ったら12時過ぎぐらいだったので、もうね、全部違いますよ(笑)。

 

 

Q吉備中央町を選んだ理由は何ですか?

―全てぶどう作りのためです。農業をやりたいと思った時に、まず何で食べていけるんだろうと考えました。東京から移住すると考えた時、実家の近くがいいなと思っていたのと、海が見える生活に憧れを持っていたので、まずは瀬戸内市の牛窓町を考えました。そこでレモン農家になろうと思ったのですが、レモンだけでは食べていけないと色々な方からアドバイスされました。ところが牛窓はキャベツや冬瓜などの重量野菜の産地で、この年齢から始めるには体力的に難しいなと思いました。

 フルーツは作ってみたかったので、瀬戸内市でブドウを作ろうと調べていたのですが、色々勉強していくうちにブドウは寒暖差が必要で、その点で吉備中央町がブドウ作りに適していることがわかってきました。

 また、岡山県で農業公社が研修生を受け入れしているのが、吉備中央町だけだったのと更に、就農準備資金に町で年間30万円上乗せしてくれたり、希望すれば卒業後に最長5年間、公社の成園を借りられたり、雇用もしてくれたり充実したサポート体制が整っていたのも大きなポイントです。

 

 

Q農業公社の研修はどのような内容ですか?

―一年を通してブドウの作業はもちろん、草刈り、ブドウ棚の修繕、鳥獣害対策など色々学べます。

さまざまな農機具を触らせてもらえるので、将来必要な道具の選定や使用方法を覚えることが出来ます。

歴代の先輩もたくさんいらっしゃいますので、冬の時期に、見学に行かせてもらうことができたり、先輩からアドバイスを受けたりできるのでありがたいです。

 

 

Q吉備中央町の魅力はなんですか?

―自然が多いと言うことです。一番びっくりしたのはうぐいすって春だけじゃなくて夏も鳴くと言うことに初めて気づきました。そんなの気にして生きたことなくて!

 

Q吉備中央町で住むデメリットは?

―大きいスーパーがないとか、大きい病院がないということですかね?車がないとどこにもいけないので。今は、まとめ買いのために2週間に1回ぐらいは、岡山市内にいっています。

 

Q心の変化はありましたか?

―当初は自分の時間を作ろう、豊かな人生を築こうと思って移住してきたのですが、現実はブドウの作業で覚える事、やらなければならない事が山のようにあり、前職と同じように時間に追われているので、心にゆとりも変化もありません。いっぱいいっぱいです!結構、のんびりしにきたつもりだったのですが、とんでもない!(笑)

 

Q今後はどのような生活をしたいですか?

―自分のために時間を使いたいです。今までは、朝早く起きて夜中まで働くのが普通でしたし、夫婦の会話を作る時間がほとんどなかったことに疑問に思っていました。人生を豊かにすることを考えた時に住むところもとても重要で、東京ではマンション暮らししかできなかったのですが、ここでは、土地を買って家を建てることになりました。今ではそれがとても楽しみです。

 

Q移住を考えている方へ向けてのメッセージはありますか?

―都会の暮らしとは違って自然と共に暮らすと言うことは、人間の生活にとってとても重要な事だと思います。

便利な生活ではないですが、近所の方々から新鮮野菜や猪肉、色々なフルーツ等、頂けたりもします。とても豊かな生活が出来るのです。そんな吉備中央町に移住してみませんか?

 

 

高橋さんご協力いただきありがとうございました!

華やかな東京での仕事を全て手放すと言うことはとても勇気がいることだったと思いますが「人生を豊かにする」と言う信念を持って、第2の人生のスタートを切ったことをとても素敵な笑顔でお話しされていたのがとても印象的でした!


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